前回は公文に対する私の見識を書きました。
私は3人の娘を育ててきましたが、1度も「勉強をしなさい」と言わずに育てました。
すごく我慢をして言わなかった訳でもありません。
心の底から勉強が全てではないと思っているからです。
しかし我が家の娘達はよく勉強しました。
自ら中学受験をしたいと言ってきたり、小学生の時に短期留学に行きたいと言ったり、こちらが戸惑う程でした。
今でもよく夫と話すのですが、我が家の娘達はお盆やお正月、冠婚葬祭などの親戚の宴会後はいつも勉強をしていました。
笑ってしまいます。
結果的に、本人に合う私立中が近所に無い事と、私が仕事をしている為、中学はなるべく近距離へ通って欲しく、部活に励んで欲しいという希望で、地元の公立中へ進学しました。
私の予想通り、娘達は部活にのめり込み(私がそうさせた訳ではありません)、勉強を頑張りたい気持ちを尊重して塾に通わせ(私は本心では行かせたくなかった)充実した中高生活だったのではと思います。
中学高校は3年と3年しかないので、人生でその時にしか出来ない事を経験して欲しかったのです。
私は勉強から逃げてピアノの道へ進んだので、どんな道を選んでもどうにかなると思っています。
今の学校教育はどうでしょうか。
大学受験に向けて全てのカリキュラムが組まれているとしか思えない内容です。
果たして全ての人にとって幸せなカリキュラムと言えるでしょうか。
違うと思います。
それぞれがその時しか経験出来ない事を思い切り楽しめる時間が必要なのではないでしょうか。
大学は行きたい時にいつでも行けます。
人間は皆、違います。
もっと1人1人が没頭できるようなシステムだったら、学校は楽しい所となり、生徒は行きたくてしょうがなくなって、勉強が大好きになると思います‼️
そんな学校が出来たらイイなと思います。
登校を嫌がるお子さんが増えていると言います。
実は我が家の三女も登校しぶりが激しくて苦労しました。
でも今は、そういう感情を出せる子こそ、これからの時代の感性の持ち主だと思います。
ですから、ピアノが勉強以外の特技になって自信に繋がってくれたらこんなに嬉しい事はありません。